このところ、競馬があまり面白く感じていなかった。
確立されつつあるローテーション。
3000?と言う距離から軽視され敬遠される事も出てきた三冠最後の難関菊花賞。

確かに短距離を得意とする馬に長距離を走れと言うのは酷なことだろう。
故障を呼ぶ事にもなりかねない。その逆も然りだ。
馬のためを思うと、今の現状は仕方ない。
「（タイキ）シャトルがなぜ有馬記念に出ないのかと言う人がいるが、私はその人たちにバカヤロウといいたいですね。」
競馬の神様、大川さんの言葉だ。

でも俺は、ルドルフに挑戦するために2000?の天皇賞（秋）に
出走したニホンピロウイナーのような馬が好きだ。
馬は自分でレースを選べない。
走らされているレースに全力を尽くすだけだ。
たとえそれが、自分の能力が十分出せるレースでなくても。
寿命を縮めろなんて言うつもりはない。
ただもう少し、ロマンが欲しい。
まさかと思わせる何かが欲しい。

大川さんにバカヤロウと言われるようなファンの俺を、もう少し
ワクワクさせてくれる名馬の出現をウイナーの冥福を祈りつつ待つ。

食欲がない。
体がだるい。
熱をはかってみたら、微熱がある。
風邪だろうか？

なにも考えないで、しばらくじっとしていたい。
それとも毎日覇気がないのは、なにも心のよりどころがないからだろうか？

いろんな意味で春は遠い。

昨日気になっていたデビルメイクライを買いに行ったはずが、なぜかこれを買ってしまった。
こっちのほうが落ち着いて、ゆっくり遊べるかなと思って。

幻想水滸伝とスターオーシャンを混ぜたようなゲーム。
まだまだ序盤だけど、かなり人間関係が複雑で奥が深い。
22にもなってゲームを語る俺っていったい・・・。
でも、俺みたいに人と接すると気をつかってしまうタイプの人間は
ひとりの時間が結構重要だったりするからこれでいいのだ。

夜は親父がいなかったから、お袋と回転寿司に。
たらふく食べて4000円。安い。

久しぶりにプールに。
人魚のようにゆったりと泳ぐ・・・はずが、体が重くておぼれているような泳ぎかたになった。

昼はラーメンを食べて、その後ゲームショップをひやかしてきた。
デビルメイクライ3欲しい・・・。
悪魔をバシバシやっつけたい。
アクションが苦手なくせに、いつも衝動買いをしてしまうんだよなぁ。

また、栄養士の病気が始まった。
朝からごちゃごちゃうるさく言っていたのを、Mさんが冷たくあしらったら、メモに殴り書きで「怒っています。プンプン」と書いて置いてあったらしい。
もし、それが俺宛ならウキウキしながら職員室に言って「これはどういう意味か」と、他の先生たちに聞こえるように言ってやるのに。
Mさんだから他言しないって分かっている栄養士の危機回避能力だけには
なぜかいつも感服させられる。

それにしても40過ぎて、ほんの少し気に入らない事があったからって
すぐ顔にも態度にも、その後の仕事にも影響が出るなんてある意味すごい。

発熱。
仕事は休めない。

帰宅後、すぐ寝た。

インフルエンザ。略してインフル・・・とは言わない。
流感というのかな？
とにかく、体調が悪くて熱もあるけど、インフルではないようだ。

何年か前になったときは、朝から動けなかった。
体に力が入らないし、食欲がないとかそんな事を思う余裕すらなかった。
今回はだるいし、歩くのも億劫だけど何とか動ける。
気合いで仕事をこなした。

帰りに病院に寄ればいいものを、弱っているときに病院に行くと
それこそインフルエンザをうつされそうな気がしてやめた。
本当は注射をされるのが嫌だっただけなのだが、建前と言うのは
やっぱり大事だから、体のために行かなかったことにしておく。

さらにやめておけばいいのに酒を飲んでから爆睡。
寝酒にしては量も多かった。
切腹！
んー・・・お笑いはあんまり好きじゃないのにな。

昨夜はそんなに飲まなかったのに、嫌な夢を見たせいか目覚めが悪かった。
どうやら、引きこもり状態にあるのに、急に飲みに出かけると脳に与える刺激が強すぎるらしい。
単純な脳みそに乾杯。

明日は給料日だから、残った金で本でも買おうと出かけたけど読みたい本が見つからずに断念。
「ざんねーん！」と、家に帰ってゴロゴロしていた。

風邪をひいたか、テンションがおかしい。

車検に入れたけど、代車をもらわなかったから一日中家にいた。

夜は中学の時のクラス会に出席。
担任はドタキャンしやがったけど、それなりの人数が来ていた。
ヤクザの使いっ走りをしていたやつが、堅気の仕事に就いていた。
バイトで食いつないでいた女の子は、やっぱりデキ婚していた。
ちょっと、知的障害のある双子は、相変わらずだった。

やっぱりみんなが子供に見える。
まだ大学生ってヤツもいるから仕方ないのかもしれないけど。

これだけの同級生に会うのも、たぶんこれが最後だろう。
10年後なら、みんなと対等に話し合えるのかもしれない。
とにかく今日は、まだまだ俺は中学生の頃と同じくみんなのお兄さんだった。

また車で尾崎豊を聴くようになった。
15の夜、卒業・・・そんな曲から好きになっていった尾崎豊の曲も、いつのまにか中学生の頃はいまいち歌詞の内容が理解できなかった曲に共感するようになった。
親父はもう19の　
俺の頭撫でながら　
話す昔話の
意味がその日俺にも
やっと分かった
飛び立つ日から
思い出は夢の中で語るだけさ

明日は中学のクラス会がある。
少しだけ、昔の気分を味わう事ができるだろうか。　

いつか・・・
それがどれだけ遠いことか少しずつ分かってきた。
具体的な未来なんてほとんどないけれど、いつかを望んでいるようでは具体的にはなる事はない。

夜はプールに。
久しぶりに腕の感覚がなくなるまで泳いだ。

仕事が終わって帰宅して夕飯を食べて本を読んで寝る。
何かが足りない。
そう、書くこと抜けている。
でも、そこまで固執することなのだろうか？
書かなければならなくなったときに、好きだった想像の世界を作り出す事が苦痛になりはしないだろうか？
暗い部屋でベッドに横になって、そう思った。

ひとりでいる時間が長い。
以前は、かわいい女の子と話したりくっついたりする時間が欲しかった。
そんな女の子を見つけると、かなり強引に誘ったりもした。
今は正直、女の子からの視線が邪魔に感じる。
自惚れているわけではなく、自分に好意を持っている人の視線には敏感だ。
その視線を感じると、その女の子がどんなにいい子でも逃げ出したくなる。

できるなら、ずっと活字の世界に浸っていたい。
現実にはもう疲れた。

パートさんの娘が1年生にいる。
中学1年の頃を思い出してみようとするけど、ただただ毎日楽しかったことしか覚えていない。
勉強もスポーツもできて、身長もどんどん伸びてきて、悩みなんてほとんどなかったのではないだろうか。
それもこれも、今となって言えることだ。

その娘さんがバレー部の顧問の先生とうまく行っていないらしい。
うちの学校はやけにバレーが強い。
全道でも指折りの強さだ。
実際男女とも指導しているのは体育の男の先生。
女子バレー部の顧問は今年採用になったばかりの女の先生。
大会なんかは、会場が違うからひとりの先生ですべてまかなうのは無理だ。
規模が小さい学校なだけに、みんな何かしらの部を持っている。
他の誰かに変わってもらうと言うわけには行かない。
スポーツ経験のない彼女にとって、それはかなりの負担なのは分かる。
それでも、分からないなら分からないなりに生徒と接しなければならないと思う。
分からないのに生徒を上から見るのはどうなのだろうか？
「言いたい事があればはっきり言え」と言う一方で意見を言うと
「あんたたちの言ってることは分からない」と言う。
そこで娘さんは「先生の言っていることは矛盾している」と指摘したらしい。
怒って職員室に引き返した先生を放っておくわけにも行かず、もう一度
話し合いをしているときに「あんた（娘さん）は人の気持ちが分からないんだね」
言ってはいけないことを言ってしまったようだ。
中学生の話し合いで、先生が個人攻撃をしてしまった。
職員室では媚を売るような笑顔のT先生。
うすうすは感じていたけど、とても女の嫌な部分を持った先生になるだろう。

宮本輝「優駿」
面白い。
ここまでリアルな競馬小説はあまりない。
狩野洋一の「ダービーを盗んだ男」「龍の囁き」に匹敵する。
ただ、狩野のサスペンスに対して、こっちは本当に純粋すぎるまでの文学。
少しドラマチックするぎる部分もあるけど、競馬はドラマだからいいのだ。